皆様、こんにちは!
Google Maps Platform のプロフェッショナル集団、ゴーガです。
2025年11月6日、 Google 渋谷オフィスにて、「Google Maps Platform 20年の進化と未来戦略セミナー」を開催いたしました。本イベントは、 Google および弊社とご参加いただいているお客様との交流を目的とし、当日は約30社の企業様にご参加いただきました。
Google マップが20周年を迎えるこの節目に、その進化の歴史を振り返り、今後の Google Maps Platform の戦略、特に AI と地理空間データの融合による新たな可能性について、 Google および弊社ゴーガの登壇者が解説しました。
セミナー冒頭では、 Google より Global Head of Sales の Charity Rumery 氏と Global Channel Sales Lead の Patrick von Grandidier 氏が挨拶を行いました。
Charity Rumery 氏は、 Google マップ が人々の生活の一部となっていることに触れ、2025年が Google Maps の20周年であると強調。 Google Maps は単なる地図サービスではなくさまざまな付加価値を提供しており、次なるステップとして AI とロケーションデータを組み合わせることでいかに価値を創造するかが重要テーマであると語りました。
さらに、地理空間データの可能性は無限大であり、今後は地理空間分析のためのデータ提供を進めることで、ビジネスのあり方を根本から変える可能性があると言及。「 Google は皆様のビジネスにフォーカスして取り組んでいきたいと考えていますので、ぜひ皆様のご意見をお聞かせください」と呼びかけました。
Patrick von Grandidier 氏は、弊社ゴーガが Google のパートナーエコシステムの中でも歴史が古く重要なパートナーであると述べ、パートナー企業が非常に重要である点を強調しました。 Google が提供する地図表示、ルート検索、POI 情報などのビルディングブロック(部品)を、パートナー企業が顧客の課題解決につながるソリューションへと昇華させる役割を担っていると説明。
AI とロケーションデータを組み合わせた新しいビジネス機会の創造が来年に向けての重要課題であり、「パートナーエコシステムとの完璧なチームワークがあってこそ、我々が持つ製品や価値を正しく顧客の課題解決につなげることができる」と締めくくりました。
続いて、 Google より 日本・北アジア営業統括の勝谷 北斗氏が登壇し、「Google Maps Platform 20年の進化と未来戦略」と題した講演をいただきました。
勝谷氏は、2005年の Google マップのローンチ当時、デジタル地図で目的地を探せること自体が大きなイノベーションであったと振り返りました。20周年を迎える Google Maps Platform は、もはや単なる地図サービスではなく、3D ビューや天気・大気情報など多様な情報を重ねて提供するツールへと役割を拡大しています。
現在、 Google マップは世界で2.5億以上の POI(地点情報)がローカルガイドの情報によりアップデートされ続け、約20億人が利用する巨大なサービスとなっています。
Google Maps Platform の API は、「 Maps(地図)」「 Routes(ルート)」「 Places(地点情報)」「 Environment(環境)」に加え、「 Analytics(分析)」の5つのカテゴリに分類されます。2026年以降に注力する分野が「 Analytics 」であり、2025年9月には地理空間分析と生成 AI に関する正式な製品提供が開始されました。
地理空間分析は、 Google Maps が保有するデータそのものを分析用として外部に開放する新しいプロダクトであり、 Google Cloud の「 BigQuery 」上でのみ解析・分析が可能となります。
現在、正式提供が開始されている Analytics カテゴリーの機能は以下の通りです。
Places Insights の活用例
Places Insights は、小売業界の出店計画やイベント開催地の選定、ターゲティング広告のエリア選定といった場所に関する意思決定に活用できます。例えば、自社店舗のデータと周辺環境の相関関係を分析し、「病院が半径100m以内にある店舗は来店者数が2.5倍多い」といった傾向を基にした出店計画が可能となります。
Imagery Insights の活用例
Imagery Insights では、特定の対象物に関する画像データを BigQuery 上で取り扱えます。異なる時期の画像を比較することで、劣化状況を調べてメンテナンス時期を判断するといったユースケースが想定されます。
勝谷氏は、 Google は Google Maps Platform のデータと顧客が保有するデータや知見を組み合わせることで新しい価値を創造することを目指し、パートナー企業とともにそのサポートを進めていくと述べました。
次に、弊社ゴーガより Google Maps Platform セールスリーダーの市川 真利が登壇し、Google Maps Platform の料金体系の概要と、活用事例を交えた各機能の紹介を行いました。
Google Maps Platform の各機能には SKU(最小の管理単位)が設定されており、ほとんどが従量課金制です。リクエストが多いほど単価が安くなるボリュームディスカウントが適用され、すべての SKU に設定されている無償リクエスト回数内であれば、無料で試用・利用が可能です。
位置情報は、金融、エネルギー、小売、運輸・ロジスティクスなど幅広い業界で、施設管理、資産追跡、ナビゲーション、事業計画などさまざまな分野で活用されています。
市川は、Google Maps Platform の活用法を「業務を効率化する」「体験価値を高める」「サステナビリティに投資する」の3つに分類し、具体的な機能と事例を紹介しました。
業務を効率化する
体験価値を高める
サステナビリティに投資する
セミナーの最後には、弊社ゴーガより GOGA Store Locator プロダクトリーダーの中原 弘貴と、GOGA GIS プロダクトリーダーの川畑 駿介が登壇し、弊社の主力プロダクトの進化と最新事例を紹介しました。
中原は、販売店舗検索システム「 GOGA Store Locator 」を紹介。累計導入実績は100件を超え、特にコロナ禍以降、商品の取扱店舗をユーザーがいつでも調べられるニーズの高まりに対応するために導入例が増加。
販売店舗検索ページへのアクセス層は若い世代が多く、ユーザーの購買行動を地図でつなぐことで機会損失を減らせる点が評価されています。SNS で商品が話題になった際には、月間 PV が平均10万~20万に伸びる事例もあるなど、ニーズの大きさが証明されています。
川畑は、位置情報データ活用プラットフォーム「 GOGA GIS 」を紹介。これは、Google Maps Platform に企業データや人流・統計データを統合して可視化・分析する位置情報活用プラットフォームです。このシステムは、自社/競合店の可視化、人流・売上データ分析、および渋滞情報やストリートビューの利用などの機能を提供し、店舗開発や営業活動を支援します。
GOGA GIS の導入事例
川畑は、「今回の話をヒントにしていただき、皆様のビジネスの新しい商機の発見と、ロケーションデータを活用した戦略の変革をゴーガが伴走してまいります。」と挨拶し、セミナーは閉会となりました。
本セミナーを通じて、 Google Maps Platform が地理空間分析プラットフォームへと進化し、特に AI との融合によってビジネスの可能性を大きく広げていることが共有されました。
ゴーガは、今後も Google と連携し、この強力なプラットフォームを活用し、お客様の課題解決とビジネス成長をサポートしてまいります。ロケーションデータの活用に関心をお持ちの企業様は、お気軽にご相談ください。