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Google Maps Platform の Usage Limit(使用制限)について

2024.11.27
コラム

皆様、こんにちは!
Google Maps Platform のプロフェッショナル集団、ゴーガです。

Google Maps Platform の Usage Limit(使用制限)

Google Maps Platform には Usage Limit というものが設けられています。それぞれのAPIごとに Usage Limit は異なっております。APIごとの数値は、Google Maps Platform FAQ のページまたは、各APIのドキュメント(例:Geocoding)から確認することが可能です。

QPM(EPM)とは??

さて、Usage Limit を案内するページに記載されているQPMとはなんでしょうか。QPMとは、 Queries Per Minute の略で、1分間でリクエストできる上限数という意味になります。Google Maps Platform は、Usage Limit を1分間という単位で設定しています。
APIの中には、Elements(要素)数で上限を設けているものがあるので、その場合には、Elements Per Minute と表記されています。Routes API の Compute Matrix では、リクエスト数ではなく、出発地数*目的地数=要素数で上限が設定されています。

Usage Limit はどのような時に考慮すべきか

Geocoding API(住所から緯度経度、緯度経度から住所を取得できるAPI)を例にして説明します。Geocoding API のQPM は3000です。例えば、数万件の住所の緯度経度を一括で取得したい場合、QPMを考慮する必要があります。数万件のリクエストを一括ですると、このQPSを超えて、"OVER_QUERY_LIMIT"というエラーが出てしまいます。
参考:ステータスコード
エラーを回避するには、リクエストを分散する必要があります。弊社では、以下のようなイメージでリクエストをします。
ーーーーー
1分間に3000回ということは、1秒間に50回が上限と考え、秒間 50 件に近い*リクエストを送れるよう、並列処理等を行う
*50件を超えてリクエストをしてしまうと、OVER_QUERY_LIMIT になる可能性もあるので、秒間 40 件程度のリクエストに留める
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ゴーガには Google Maps Platform に精通したエンジニアが多く在籍しています。「そもそも Google Maps Platform って何?」など、気になることがありましたらお気軽にご相談ください!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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