皆様、こんにちは!
Google Maps Platform のプロフェッショナル集団、ゴーガです。
新たに Places Insights API が登場しました。
Places Insights API は、場所、タイプ、営業状況、価格レベル、ユーザー評価など取得したい情報に基づいて、指定されたエリア内の場所に関する情報(場所の数)を提供するAPIです。
例えば、指定したエリアに「半径5km以内にある」「5つ星評価」「¥¥¥(価格帯)」のレストランが何件あるか、という情報を返します。なお、現時点(2025年1月10日現在)では、試験版となります。
結果は、集計された数か、検索対象エリア内で特定された Place ID として返されます。さらにその場所の詳細情報を取得した場合には、Place Details API を使用することで必要な情報を取得することができます。
Places Insights API を使用する理由
Places Insights API から取得可能した数値をもとに、ユーザーが意思決定を行えるようになります。
主なユースケース
- 競合状況と新規支店の候補地を分析
- 顧客にあわせたおすすめ情報を提供するアプリを構築
- 特定の分野の傾向やパターンの調査
例:カフェの出店計画
営業状況、価格帯、顧客評価などの条件を指定して、どのエリアに該当のカフェが多いのか可視化する

例:不動産投資会社
投資対象となる物件の近くにある ATM、病院、交通機関の駅、食料品店などの設備に関するデータを収集して、投資対象の判断に活用

Places Insights API でできること
Places Insights API を使用すると、次の方法で分析情報を取得できます。
- 条件に一致する場所の数を取得します。
- 条件に一致する特定の場所のプレイス ID を取得します。
- 場所の種類、営業時間、価格帯、顧客評価など、
さまざまな属性に基づいて検索を絞り込むことができます。なお、Places Insights API では、フィルタを指定して検索条件を絞り込むことができます。
フィルタ例:
- 位置情報: 円、領域、カスタム ポリゴンを使用して、情報を取得したいエリアを定義します。
- タイプ: 興味のある場所のタイプを指定します。
- 営業状況: 営業状況に基づいて場所をフィルタします。
- 料金レベル: 料金レベルに基づいて場所をフィルタします。
- 評価: ユーザーの評価に基づいて場所をフィルタします。
詳細はドキュメントをご確認ください。
https://developers.google.com/maps/documentation/places-insights/overview
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