導入インタビュー
株式会社JTB様

「憧れのハワイ航路」から60年以上が経過してなお、日本人旅行者を強く惹きつけるハワイで、旅行者の方をひっそり支えているゴーガの技術が「 ‘OLI‘OLI フットワーク(ハイバス)」の動態管理です。
東京とハワイをウェブ会議でつなぎ、サービスの始まりから実際に使っているお客様の声、日本と違うハワイの事情からくる課題や今後の展望までお話を伺いました。

‘株式会社JTBおよび株式会社JTBハワイ
株式会社JTB 新宿第三事業部 営業推進課
営業開発プロデューサー 甲部再治 様(左側)
JTB Hawaii Travel LLC 尾崎由紀様(右側)

株式会社JTB様

社名
株式会社JTB、株式会社JTBハワイ
導入サービス
動態管理システム
キーワード
車両動態管理, GPS, リアルタイム, 公共交通, スマートフォン対応

オリオリウォーカー リアルタイム運行状況

この事例紹介インタビューを複数拠点で同時中継するのは初めてです。甲部様、尾崎様の役割について教えてください。

甲部様:日本サイドでシステムの基本デザイン企画を担当しています。現地からのご意見を頂きながら全社的な戦略やソリューションを考えたり、色々な人やものをコーディネートしたりしながら、仕事を進めていくのがミッションです。

尾崎様:ハワイを拠点にしています。ルックJTB商品をはじめ、JTBのパッケージ旅行でハワイにいらっしゃるお客様を増やしていくのが私のミッションです。お客様がハワイ旅行に何を求めているのかを考え、より便利で快適なサービスを企画します。今回の‘OLI‘OLIフットワークのサービスは、パッケージ利用者だけではなく、団体旅行のお客様にも利用いただいており、今後はさらに対象を拡大して、「これがあるからJTBを選ぶ」と言っていただけるサービスを目指しています。

トロリーサービスの成り立ちについて教えてください。

尾崎様:トロリーサービスは1993年から運行を開始しました。2012年に‘OLI‘OLIウォーカーというクジラ型の車両が登場し、さらなるサービスの拡充を図っていたところ、甲部さんからGPSのサービスを紹介してもらい、導入にいたりました。

トロリーサービスに位置情報をプラスするきっかけはどんなことだったのでしょうか。

甲部様:ハワイは観光地やショッピングスポットなどがコンパクトにまとまっていますので、お客様たちのためにバスを巡回させていました。例えば8分間隔でスポットを廻る、30分に1本、などの間隔です。そうすると皆さん乗り場でバスが車で待つわけですが、バスがくるまでどのくらい時間があるのか不安、現在地から最寄りのバス停を知りたい、など、色々な課題を感じていたところ、ちょうどゴーガのGPSシステムを知ったのでハワイ側に紹介しました。今から5~6年ほど前のことでしたが、その頃スマートフォンが普及し始めていましたので手元で旅行者の皆さんが車両の走行位置を把握できるように、ということでサービスが始まりました。

アラモアナルート
‘OLI‘OLIフットワーク(ハイバス)の車両情報をGoogleマップに表示。
(画像をクリックすると実際のアラモアナルートのページに遷移します)

‘OLI‘OLIのGPSのサービスはJTBのお客様を対象にしたサービスですが、サービスそれ自体を知ってもらうための取り組みはどのように行なっていらっしゃいますか

甲部様:日本側とハワイ側でそれぞれ取り組みますが、JTBのお客様に対してアプリを提供しています。パンフレットなども日本側で取り組んでいることの一つです。

尾崎様:ハワイでは、利用対象者に対して、‘OLI‘OLIカード(乗車カード)と ‘OLI‘OLIマップを提供しています。お客様はマップでルートや運行スケジュールを確認し、GPSサービスで車両の位置を携帯端末で確認できます。‘OLI‘OLIハワイ.comでも運行状況が分かるようにしていますので、アプリがなくともウェブサイトをご覧になればご利用いただけます。なるべく多くのお客様にご利用いただけるように取り組んでいます。

導入にあたって、他のサービスをご検討なさったりはしましたか?

甲部様:現地でも開発は行なうことができますし、ハワイで動かすものなのでハワイで作ったほうが早い、とも考えられはします。ただ、やはりゴーガさんの高い技術力や、日本有数のGoogleのパートナーであることなどをハワイに説明したのでスムーズに導入に至りました。

ありがとうございます。甲部様の素晴らしい説明のおかげで今こうして3拠点をつないでインタビューを行なうことが出来ているのですね。開発の途上で何か大変だったことはありましたか。

甲部様:イベントごとにルートが変わったり、ハワイは工事などの諸事情によりバス停を移動させられたりなど、緊急対応が必要な点は大変です。あとはバスの走っている方向をとらえるのは難しくて、どちらの方面に向かっているのかというのをGPSで把握するのは難しいところもあったのですが、そこは技術の力でなんとかしていただきました。

尾崎様:日本だと当たり前のことが、ハワイだと当たり前ではないことがあります。最初に頂いた内容は、例えば、「今日、1号車はアラモアナルートを走る」など毎朝の設定が必要なものでした。朝に1度設定するだけの作業ですが、ハワイのスタッフがそれに難色を示し、話が進まなくなってしまいました。そんな時でもゴーガさんは私たちの話を親身に聞いて、「ならこうしましょう」と、毎朝設定しなくても済むように、自動判別で解決策を示してくださったのにはハワイのスタッフも大喜びでした。毎朝この作業をしてね、と言っても忘れてしまうことはあるので、マネージメントとしてヒューマンエラーの可能性を心配したのですが、技術で解決できるんだ!と私も感動しました。

例えば先の元号変更に伴う10連休も日本からはたくさんの方がハワイに行ったと思うのですが、実際にハワイに来た方の使用率は高いですか。

尾崎様:若い方を中心に利用は増えていますが、紙のマップの使用率に比べるとまだまだ少ないと思っています。‘OLI‘OLIスマホ Wi-Fiというスマートフォンのレンタルサービスも行っていて、その端末では画面のアイコンを押せば運行状況を見られるようにしていますので、今後の利用率アップに期待しています。

実際にご利用の方からはどんな声が寄せられていますか。

尾崎様:実際にご覧になる状況はバスがまだ来ないという時なので「来ないね…」などが中心です(笑)。ただ、運行状況がわかることは安心材料になっているようです。

交通規制など道路が変わることについては、どのように対処をしていますか。

尾崎様:例えば、マラソンやパレード開催時など、道路閉鎖によって本来のルートを走行できないケースもあります。数時間のことですが、頻繁に発生することと、代わりに走行する道路もその都度異なるため、お客様の混乱を招かないよう、本来のルートから1ブロック以上離れる場合は車両位置を非表示に設定しています。

今後の展望についてお聞かせください。

甲部様:もう少し手軽に見られるような仕組みづくりです。現在はLOOK JTBアプリの中に入っていて、奥の階層にあります。QRコードを提示する、などの方法で簡単に見られるようにしたいと考えています。もう一つは利用する動機に関することです。単に移動のルートを提供するだけではなしに、移動したその先での優待特典のスポット情報を提供したり、立ち寄った先のお店でポイント特典を受けられたり、などの取り組みを行なうことで利用率をあげていきたいと考えています。

尾崎様:今は地図上に走行位置を表示するのみですが、例えばあと◯分待てばよいのか分かるよう、到着予定時間を表示するなど、ユーザー目線に立った機能を追加したいと考えています。

ゴーガ営業担当より一言

社内メンバーで、ハワイに行った時、オリオリウォーカーに乗りました。現地でバス車両の動きを手元のスマートフォンで見ながら、GPSの表示通りにバスが向かって来るのを見た時は、開発した会社の人間ながら感動したのを覚えています。心地良い風と共にハワイの街中を巡る事が出来て、乗っているだけで楽しかったのを思い出します。この先もまた、実際に利用してユーザの目線に立つことで、サービスの向上に役立てていくことができれば嬉しいです。

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