導入インタビュー
株式会社マクロミル様

株式会社マクロミルでは、2013年10月、Amazon Web Service(AWS)を活用して、新しいアンケートサービスの提供を開始されました。この新サービスでは、これまでアンケートを作成したことがない人でも、アンケートの作成、配信、アンケート結果の集計までを、手軽に行うことができます。当初はごく少数のメンバーから始められたこの企画ですが、企画を始めてからサービスリリースまで、わずか一年で辿り着かれたとのこと。マクロミル様の事業開発に対するスピード感と活気を感じました。今回の新サービス開発にあたって、ゴーガではAWS構成の提案、環境構築、システム開発を担当しました。

株式会社マクロミル システム開発本部
大塚良 様

商号
株式会社マクロミル
住所
〒108-0075東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー11F
事業内容
インターネットを活用した市場調査(ネットリサーチ)、世界各国の消費者を対象にした海外市場調査(グローバルリサーチ)、消費者購買動向調査および購買動向データの提供(QPRTM)、POSデータの提供(MMITM)、ネットリサーチ専用ASPシステムAIRs(Automatic Internet Research System)の提供、セルフ型ネットリサーチサービス「QuestantTM(クエスタント)」の提供、リサーチの企画設計・集計・分析サービス、その他リサーチサービス(定性調査など)およびマーケティングに関するコンサルティング業務

新アンケートシステム立ち上げの背景について教えてください。

世の中にはアンケートシステムが数多くありますが、研修をしっかり受けないと使えないとか、けっこう使い方が難しいんですよね。もっと気軽に使えるものが作りたいという思いがありました。 まずは国内外を問わず、現在、どのようなアンケートシステムがあるのか、徹底的に調査しました。また、既存のお客様にヒアリングをさせていただき、こうしたアンケートシステムに対するニーズも明確にしていきました。

いろいろなサービスがある中で、今回の御社のアンケートシステムはどこに基軸をおかれたのでしょうか。

かつては市場調査の実施にあたり、電話や紙でアンケートを行うと、期間的には約1か月、費用もそれなりにかかっていました。そこでマクロミルではインターネットを通じてアンケートを行うことで、翌日に結果がわかったり、料金もかなり抑えられるような仕組みを作ってきたのです。もちろん、こうした取り組みは、市場調査を頻繁に行うような大企業には喜んでいただけましたが、この仕組みで街の飲食店さんが手軽にお客様のご意見を聞けるかというと、まだまだハードルが高かった。そんな中、商いをしている人なら誰でも使えるようなサービスが作れればなという思いがあったんです。また、ビジネス利用だけでなく、友人間でももっと気軽に飲み会の場所を決めるとか、一人だと判断に迷うから部内みんなの声を聞いてみよう、などといった使い方もされると面白いかなと思いました。

そこで、マクロミルとしては、幅広い方に、簡単に、安価に、デバイスを選ばず、コミュニケーションツールとしても使っていただけるものを目指しました。専門的知識がなくても、Excelを少し使える程度のリテラシーがあるような方にはどんどん使ってもらいたかったのです。企画からリリースまでは1年、ゴーガさんに開発を依頼してからリリースまでは半年でしたね。

インターネット上のアンケートサービスの立ち上げに際して、これまでの調査手法で対応されている御社の営業やリサーチャーの方からカニバリゼーションなどを危ぶむ声は挙がりませんでしたか。

社内でも一部危惧の声はありました。ただ、これだけ世の中にインターネット、スマートフォンが普及している中で、ずっと従来と同じ手法を提供し続けるだけでいいのか?ということですよね。何も動かなければ、取り残されていく企業になってしまう。もちろんリサーチャーがしっかり入って進めていくアンケートというのも大事で、そこに対するニーズは変わらずありますから、うまく切り分けていければと思っています。

インターネット調査業界で存在感のあるマクロミルさんだからこそ、こういったサービスを出していく使命があるのですね。今回AWSのサービスを全面的に導入されていますが、企画段階からクラウドで行こうと決められていたのですか?

はい。新規立ち上げですから、どれくらいのユーザーの規模になるかわかりませんでしたし、オートスケールできるとか、サーバーの負荷を分散できるとか、今回のサービスではクラウドで行うことのメリットを感じていました。そこで、数社のクラウドサービスの利用を検討していたのですが、そんな時ちょうどゴーガさんから、AWSを利用した環境構築のご提案をいただき、この方向で開発を進めることを決断しました。AWSで続々と新しいサービスが出てきたこともあり、良いタイミングだったと思います。

サービス開始後、パラメーターのチューニングなどは経験に基づき、社内で調整しています。他のサービスでもAWSは社内での活用が進んでいますね。新しいことにチャレンジするメンバーが多く、小さく新規事業を立ちあげたいときは積極的に採用されているようです。

現在ユーザーは10万人以上いらっしゃるとお伺いしました。

そうですね、12万人ほどになっています。日本で行われるリサーチの量が膨らむことを望んでいるので、気軽にできるアンケートとして、ユーザーの皆さんにはもっとアンケートの回数を増やして欲しいと思っています。ユーザーの方がどのような使い方をしているのか、Twitterでキーワード検索などをしてみると、卒論で使うデータの収集をする、野外フェスティバルで来場者向けに、バンドメンバーが曲のアンケートを取るなど、面白い使われ方がされているようです。

現在Salesforceとの連携など、他社や外部サービスとの連携をされていますが、今後はどのような展開を考えられていらっしゃいますか。

今後も外部との連携は積極的に進めていきたいと思っています。「マクロミルのアンケートシステムと他サービスを連携したい」など、お客様側からも声が挙がってきています。

地図との連携もぜひやりましょう! 今、渋谷にいる人にアンケートが取れるなどといったリアルタイム性のあるものは面白いと思います。

そうなんですよ!そこはやりたいです。社内でもいろいろと検討はしています。iBeaconとの連携なんかも面白そうですよね。親和性は非常に高いと思っていますので、ぜひ一緒に検討していけたらと思います。